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編年(8) [序叙]

 日本IBMがインターネットで提供している『IBMコンピューター・ミュージアム』は、コンピュータ以前を次のように記す。
 100年前、英語の原典として知られるオックスフォード辞典が最初に世に出た時、「コンピューター」という用語には「計算ができる人」という説明がつけられており、まだ「計算機」という意味はありませんでした。また「ディジタル」という言葉は「指の」または「指に関する」と説明されていました。したがって、ディジタル・コンピューターはさしずめ「指を使って計算できる人を意味したことになります。
 しかし、いくつかの時代が過ぎるうちに、文明の発展にはより高度な計算手段が欠かせないことが分かってきました。農業ではいつ種をまくかが常に問題になります。商業では取引の結果を集計し、遠方の地まで航海することが要求されます。また政府は税金を集め、それを集計し、納税者を把握する必要があります。
 古代にはそろばんが発明され、その後17世紀にかけて、工芸品のようにみごとに細工された計算器がいくつか開発されました。この中には革新的な発明もあります。しかし、各種の計算機械が本格的に日常生活に登場するのは約200年前の産業革命の時代です。

 漢字にはすべてルビが振られていて、小学生にでも読めるように、という工夫が見える。しかも、読み手は「へぇ」と思い、興味を持つ。日本IBMという会社がたいしたものだと感心するのは、こういう部分である。
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